<< 【タバコのかわりに聴くCD】 : 【マカ珈琲】 >>

【包帯クラブ】 天童荒太著



《いろんなことで傷ついている人がいる。その傷を受けた場所へ行き、包帯を巻く・・・。何になるかはわからないけど、それでほっとする人が、一人でもいたら・・・》

相方から「あまり面白くないかも・・・」と渡された。
正直、評価は1から始まった。でも「星5つ」で終わる、暖かい本です。
心の傷を手当てしてあげられる本。
一人一人、いろんな傷を持っている。それにおびえたり、悩んだりもする。そんな傷を治す方法があったら・・・。

《おれは、ただ知りたいんだよ。人がどんな気持ちでいるんだろうって。どんな風にかんじてんだろうって。それだけさ。》
《でも、疲れちゃうこともあるな。知らないでもいいことなんて、おれ、ないと思ってるけど、つらい思いをしてる人の立場って、知っていくと・・・やっぱ、きついから》
《孤独のなかで、じっとかさぶたができるのを待った傷・・・その傷あとの多さが、これまでとは別の勇気、別の信頼を、だれかとのあいだに持てる可能性を、与えてくれるんじゃないかって・・・。》
《戦うことだけでは変えられないものがあると気づいたわたしたちと、戦いでしか変えられないものもあるんだと、いまなお意思を貫くあの人の立場は・・・》

ある意味で教科書かな!?
人生、結局は常に戦いだと思う。自分の考えを突き進みたい、何かやりたい、結果を残したい、そして守りたいと思うことはどんなに美化しても戦いだと思う。
でも、一つ一つの戦いの後に何を残していくかが大切なんじゃないか。

高校生の息子に「絶対読めよ」と渡しました!
12:21  Posted by juzji
読書 : comments(10) : trackbacks(12) : 

COMMENTS

posted by ビンゴ  at 2006/04/12 3:04 PM
TB、ありがとうございました。
高校生の息子さんの感想、とっても気になります。
posted by リサ  at 2006/04/12 8:26 PM
はじめまして!
TBありがとうございました。

この作品何度も何度も書店で手にしながら
買うのをためらっていました。
思い切って買って読み始めたらこれがとても良かった。
今自分に出来ることを精一杯やる、大人の私も
彼らに教えられました。

私も中学生の息子に読ませようと思っています。
息子さんの感想、楽しみですね。

TBさせていただきました。
posted by 雪芽  at 2006/04/12 10:33 PM
はじめまして!
TBありがとうございます。
この本が新書版であるというところにも、若い人に読んでもらいたいという、作者の思いがあるように感じました。
青春時代を遥か昔にする大人が読んでも、包帯巻かれたみたいな気持ちになれる本かもしれません。
息子さんの感想も気になります。
posted by uririn  at 2006/04/13 12:04 AM
はじめまして、TBありがとうございます(^^)
本当に、たくさんの若い子たちに読んでほしい本だと思いました。
そして、少しでも、傷が癒されればと思います…。
息子さんの感想、私も楽しみです。
では、では。
posted by hi-lite  at 2006/04/13 12:25 PM
TB有難うございます。
人生戦いですか?(^。^:
疲れますよ…
力が入りすぎると人を傷つける側になります。
posted by juzji  at 2006/04/13 6:27 PM
ビンゴさん、リサさん、雪芽さん、uririnさん、hi-liteさん!
コメントありがとうございます。
コメント返しがいっしょでごめんなさい。
さっそく息子に本を渡そうとしたら、「受験で忙しい」とはねられました。それではと、「受験にでそうな本だよ」と言ったら、「暇があったら読んどく」だって。感想は先になりそうです。
チカラを抜いて、なりゆきにまかせながら「答え?」を待つつもりです。
posted by touch3442  at 2006/04/29 8:55 PM
じゅずじさん、こんばんは。
以前、『その日の前に』でコメントをいただいたtouch3442です。
リサさんのブログを拝見していて、じゅずじさんもこの本について書かれていることを知りました。
この本を読んで、一番感動したのは、辛いこと、悲しいことを、あえて知ろうとするディーノの姿勢です。彼の話を聞いて、泣き出してしまったワラの気持ちもよく分かります。
本当に暖かい本で、少しでも多くの人に読んでもらいたいと思います。
posted by juzji  at 2006/04/29 9:11 PM
touch3442さん、コメントありがとうございます。
「知る」ということって、結構大変ですよね。そして「わかる」までにはもっと大変。ディーノはまっすぐなんだろうなぁ。一人一人の個性が良く出ている本ですよね。
posted by あらいぶ  at 2006/05/24 9:26 PM
早速のTBありがとうございます。(^o^)
TB、お返ししときました。
やっとこさ読みましたよ。
juzjiさん同様、読みはじめは「あれ?」って感じでした。
ページ数が少なくて、物足りなさもありましたが、いい本でしたね。
posted by juzji  at 2006/05/24 10:34 PM
物足りなさ・・・確かにあります。
そして、その後どうなったの?
なんて、続編が欲しいですねぇ。
マッ、それ以降は個人の創造で、ということなんでしょうけど。
TBありがとうございました。
 
 
 


 

TRACKBACK

don't worry!な毎日  at 2006/04/12 3:01 PM
「包帯クラブ」
 天童荒太の小説。    「大切なものを守ろうとして、懸命に戦っているつもりでいると、いつのまにか、別の大切な部部が失われている。苦い経験からそれを学んだ。  これは戦わないかたちで、自分たちの大切なものを守ろうとした、世界の片隅のある小さなクラブの
いんでぃご日記  at 2006/04/12 4:02 PM
「包帯クラブ」(天童荒太著、ちくまプリマー新書)を読む
 心に傷を受けた場所(理科実験室や神社など)に 包帯を巻くことによって、気持ちを軽くする、楽にする。 誰かの為にそれをするのが、数人の高校生によって結成された 「包帯クラブ」。 なわけですが…
ひなたでゆるり  at 2006/04/12 8:24 PM
『包帯クラブ』天童荒太
包帯クラブ The Bandage Club天童 荒太ちくまプリマー新書2006-02-07by G-Tools これは、戦わないかたちで、自分たちの大切なものを守ることにした、ある小さなクラブの記録であり、途中報告書だ…。いまの社会を生きがたいと感じている若い人たちに語りかける、傷つい
コンパス・ローズ   at 2006/04/12 10:24 PM
「包帯クラブ」
天童 荒太 The Bandage Club “傷ついた少年少女たちは、戦わないかたちで、自分たちの大切なものを守ることにした……。” 天童荒太6年ぶりの書き下ろし長編小説ということで読んでみた。 この本、本屋に行くとたくさん平積みにされて置かれている。手に取って
a picture diary  at 2006/04/12 10:38 PM
包帯クラブ
 「包帯クラブ」(天童荒太/ちくまプリマー新書)読了。  天童荒太、六年ぶりの新作ということで、さっそく読みました。  今までとは作風ががらりと変わって、戸惑いましたが、いつの間にか夢中で読んでしまいました。  主人公が女子高生で、しかも一人称で
ほんだらけ  at 2006/04/12 11:59 PM
『包帯クラブ』天童荒太
包帯クラブ The Bandage Club 天童 荒太 2006年 ちくまプリマー新書 ¥760 ★★★★★ おれは、ただ知りたいんだよ。人がどんな気持ちでいるんだろうって。どんな風に感じてんだろうって。それだけさ。でも、それだけって言うから、よく怒られちゃうん
生きることにも心急き、感ずることも急がるる…  at 2006/04/29 8:45 PM
『包帯クラブ』天童荒太(筑摩プリマー新書)
包帯クラブ The Bandage Club  天童さんの小説を初めて読んだのはかなり以前のことです。「このミス」で『家族狩り』が取り上げられていたので、それを図書館で借りてきて読んだのが最初です。次に新潮文庫で、『孤独の歌声』を読みました。話題になった『永遠の仔』
あらいぶ(1号車のおっちゃん)  at 2006/05/24 9:22 PM
『包帯クラブ』天童荒太
包帯クラブ The Bandage Club 天童 荒太 久しぶりの天童荒太の本です。 帯によれば書き下ろしは6年ぶりだそうで。 高校2年生のワラこと笑美子は、かなり変わった少年ディーノと病院の屋上で出会った。 その時ちょっとした言葉のやりとりで心が傷ついたとい
読むなび!(裏)  at 2006/05/29 12:07 AM
包帯クラブ 著者:天童 荒太
≪採点(読むなび!参照)≫ 合計:80点 http://koroxkoro.web.fc2.com/ ≪梗概≫ これは、戦わないかたちで、自分たちの大切なものを守ることにした、ある小さなクラブの記録であり、
たこの感想文  at 2006/09/21 9:55 PM
(書評)包帯クラブ
著者:天童荒太 包帯クラブ The Bandage Club価格:¥ 798(税
末っ子長女にしえみのイラスト日記  at 2007/03/19 11:43 PM
「包帯クラブ」天童荒太。あるんだよ愛も傷も。
「だれにでもあることだから、って、 ひとまとめにしちまうのは 相手の心を思いやるのを おっくうがったり、面倒がったりする、 精神の怠慢からくるんじゃねえの」 わわわわ。 精神の怠慢、という言葉が心に刺さる。 「永遠の仔」 ワタシ、天童荒太の
みおの部屋  at 2007/07/26 9:09 AM
包帯クラブ
包帯クラブ包帯クラブ(ほうたいくらぶ)は天童荒太による小説作品。これを原作した日本映画が公開予定である。映画平成19年9月15日、全国東映系にて公開予定。全編にわたって群馬県高崎市で撮影された。また業界初の試みとして、一般鑑賞料金を1000
TB URL :: http://juzji.jugem.jp/trackback/113