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【十三年目のサガシ物】

明日は、妻の「13回忌」法要。

あれから、13年・・・

小学2年の娘は、先日二十歳になった。
幼稚園年長組の息子は、現役受験生。
甥っ子たちは、結婚して、子供ができて・・・

3年前に義母が亡くなった。

13年は短いようで、しっかりと時を刻む過程は大きく変化していく。

結婚して、連れ添った歴史は10年。(出会いをいれても、11年・・・)
すでにそれを越えてしまった。
僕の人生の中で、たった20%の歴史。
これからは、どんどんその割合が減っていく。

でもけっしてそれが軽いとは思わない。
むしろ比重は重いのかもしれない。

亡くなった当時、
義母が「かわいそうに・・・」を連発していた。

僕はその言葉を聞くたびに腹がたった。
 かわいそうなのは、残された方だ。とも思った。

うらんでもいた。
 せっかくつかんだ世界なのに、また新たに作り直さなければならない。
 
告知されたとき、
先生に言った。
 「こんな大事なことを一人で聞いていいんですか?」
 「テレビだと、もっと大勢で聞いたりしてますよね?」
かなり動揺してた。
その時、頭に浮かんだのは先輩の顔だった。

先生との話をそこそこに、まっすぐ先輩の家に行った。
 「がんでした・・・」
そうすると、その先輩は即座に、
 「あぁ、そうか。これでまた新しい人生ができるね。新しい彼女も・・・」

この一言で僕は、昂ぶって混乱していた頭の中が整理できた。
はっきり言って、なぜかホッとしたのである。
そうすると、自然に涙が出て止まらなくなった。
それは悲しいとは違う、なぜか泣き笑いだったと思う。
言葉は悪いが、前を向こうという気になった。

先輩も僕と同じ年代で奥さんをがんで亡くされていたのである。

末期>>>

会社と家と病院の往復。

一晩過ごした病院から1時間かけて自宅に戻り、風呂と食事。
やはり1時間かけて出社し、仕事が終わると2時間かけて病院へ。
さすがに疲れてくる。金も無くなる。
正直、終わりにしたい、という思いになる。

・・・・・・・・・・・・・・・

だから、「うらみ」的な気持ちがあった。
みんな疲れていた・・・

あれから13年経って、ようやくわかった事がある。
残された「うらみ」というより、
残してくれた、いろんな「ありがたみ」に感謝したい、と思えるようになった。



今、娘は京都から夜行バスで成田に向かってる…
息子は、受験の追い込みにやっきだ…

後日談はこちらへ
22:48  Posted by juzji
行事日 : comments(8) : trackbacks(0) : 

COMMENTS

posted by Tシャチョ  at 2006/11/05 6:42 AM
そんな過去があったのですか・・・。

まさに今の私のシチュエーション、小2の娘、幼稚園の娘、結婚8年半(知り合って10年)。

今の私の状況で、男手ひとつで育て上げたのですね。(すごい)

じゅずじさんの苦労も大変だった事でしょうが、お子さんたちの片親に育てられたという精神的苦労に拍手(涙)

これは片親に育てられた人でしかわかりあえない心の悲痛です。

振り返れば13年、長かった事でしょう。
posted by juzji  at 2006/11/05 9:21 AM
>Tシャチョ
ありがとうございます。
病気がわかって、青森から親を呼び、同居を決めました。節目って、言うんでしょうね。
その時の母の一言…
「孫はかわいがるだけでいいけど、もう一度怖い母役をやるか!」
頭が下がりっぱなしです。

13年、あっというまでした。
周りに誰かがいる、ということは、毎日何かしらある、ということですから(笑)
posted by mana  at 2006/11/05 3:55 PM
juzjiさんにそんな過去があったのですね〜(泣)
13年間、毎日毎日いろんなことがあったと思いますが、奥さんのことを忘れたことはないですよね。
娘さんと、息子さんがとてもいい子に育っているということはブログから伝わってきますが、juzjiさんの13年間の頑張りに拍手を送りたいと思います☆
manaも出会ってちょうど5年、再来週で結婚して3年です。
当たり前のように旦那さまはいてくれますが、もっと明日から大事にしようと思いました☆
posted by juzji  at 2006/11/05 6:24 PM
>manaさん
偉そうなことは言えませんが、
一生懸命じゃなく、一所懸命という言葉が好きです。
将来のことはもろん必要ですが、「今をどう過ごすのか!?」
このことが、後の二人の語らいで歴史になるんだと、思いますよ!
サプライズなパスタ屋は、絶対必要です(笑)
posted by   at 2006/11/05 10:55 PM
じゅずじさん、こんばんは。

13回忌ですか…。

じゅずじさんのブログにはじめてお邪魔したのは、「歳時記」さんのブログに『その日の前に』のTBがあって、それがきっかけでした。

ですから、奥様を亡くされたことは存じていましたが、幼いお子様を抱えて、たいへんだったでしょうね。
今回、当時の生活ぶりを拝見して、とてもぼくには無理だと思いました。

本当にお疲れ様でした。

明日はゆっくり奥様を偲んであげて下さい。
posted by juzji  at 2006/11/06 8:58 AM
>touch3442さん、かな!?
同じ境遇の先輩がいたから、助けられました。
よりどころがなかったら、生活も仕事も滅茶苦茶だったような気がします。
あらためて、一人で生きてるんじゃなく、みんなに活かされてるんだ!と思っています。
posted by touch3442  at 2006/11/08 12:08 AM
すみません。

犯人はぼくです。

こんな短期間の間に、二度も同じミスをするなんて、ボケた証拠ですね。

身近な人に、同じような悲しい思いをさせないように、ぼくたちも健康には気をつけましょうね。
posted by juzji  at 2006/11/08 7:52 PM
■touch3442さん
毎度!
健康に気をつけて、長生きして、いやがられる年寄りになりましょう(笑)
 
 
 


 

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